アロマテラピーでは、精油の化学成分ごとに異なる作用があり、アーユルヴェーダの**ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)**のバランス調整に活用できます。
今回は、精油に含まれる化学成分の種類と、それぞれの作用・対応するドーシャをわかりやすく解説します!
1. アルデヒド類(カパ)
特徴: 冷性・沈静作用・抗炎症作用
代表的な精油:
- レモンバーム(メリッサ)
- シトロネラ
- レモングラス
主な作用:
✅ 抗炎症作用:炎症を鎮める
✅ 鎮静作用:気持ちを落ち着かせる
✅ 抗ウイルス作用:風邪や感染症予防
カパが乱れたとき(むくみ・だるさ)に適用!
→ ディフューザーで焚いたり、フットバスに活用
2. ケトン類(カパ・やや熱性)
特徴: 新しい細胞の成長を促進・傷の修復
代表的な精油:
主な作用:
✅ 創傷治癒作用:傷を癒し、肌の修復を助ける
✅ 去痰作用:呼吸器をクリアにする(風邪や鼻詰まりに◎)
✅ 脳を活性化:集中力UP
頭をスッキリさせたいとき、体を回復させたいときに!
→ 朝のシャワーやスチーム吸入がおすすめ
3. アルコール類(ピッタ)
特徴: 殺菌作用・活力を与える・抗ウイルス作用
代表的な精油:
- ローズ
- プチグレン
- ローズウッド
- パチュリ
- ペパーミント
- ティートゥリー
- サンダルウッド
- ジンジャー
主な作用:
✅ 殺菌作用:感染症やニキビ予防
✅ 活力UP:エネルギーを与え、元気にする
✅ 抗ウイルス作用:免疫力UP
ピッタが乱れてイライラ・疲れやすいときに!
→ ボディオイルに混ぜてマッサージ or アロマスプレーでリフレッシュ
4. フェノール類(ピッタ・強い作用)
特徴: 強力な殺菌・刺激作用
代表的な精油:
主な作用:
✅ 強い殺菌・抗菌作用(風邪やインフル対策に)
✅ 刺激作用(エネルギーを活性化する)
使用時の注意!
・刺激が強いので、皮膚に直接つけるのはNG!
→ ディフューザーやスチーム吸入で使う
5. テルペン類(ヴァータ・カパ)
特徴: 血行促進・抗炎症作用
代表的な精油:
主な作用:
✅ 血行を良くし、むくみを解消
✅ 呼吸器をクリアにする
ヴァータやカパが乱れ、冷えやむくみがあるときに!
→ お風呂に数滴入れる or マッサージオイルに混ぜる
6. セスキテルペン類(ヴァータ・ピッタ)
特徴: 抗炎症・鎮静作用・免疫力UP
代表的な精油:
主な作用:
✅ 抗炎症作用:肌荒れや炎症を鎮める
✅ 免疫力UP:風邪予防に◎
✅ 鎮静作用:リラックス&ストレス軽減
ストレスが溜まっているとき、免疫力を上げたいときに!
→ 瞑想時に焚いたり、寝る前のディフューザーに◎
7. ラクトン類(カパ)
特徴: 鎮静・粘液除去(呼吸器系に◎)
代表的な精油:
主な作用:
✅ 鎮静作用:リラックス&安眠サポート
✅ 粘液除去:呼吸器を楽にする
風邪気味・喉がイガイガするときに!
→ スチーム吸入やハーブティーで取り入れる
8. エーテル類(ピッタ・ヴァータ)
特徴: 精神的リラックス&ホルモンバランス調整
代表的な精油:
主な作用:
✅ ホルモンバランスを整える
✅ 神経の緊張を和らげる
ホルモンバランスが乱れたとき、生理前の不調に!
→ ディフューザーで焚く or バスオイルに混ぜる
まとめ
精油の化学成分によって作用が異なり、アーユルヴェーダのドーシャ調整に活用できます!
精油を選ぶときは、以下を意識しましょう。
✅ ヴァータが過剰(冷え・乾燥・不安) → 温め&保湿系のアロマ(テルペン・セスキテルペン類)
✅ ピッタが過剰(イライラ・熱っぽい) → クールダウン&鎮静系のアロマ(アルコール類・エーテル類)
✅ カパが過剰(むくみ・だるさ) → 刺激&活性系のアロマ(アルデヒド類・フェノール類)
アーユルヴェーダとアロマの相性は抜群!
日常に取り入れて、心と体のバランスを整えてみましょう♪